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「切り絵」について
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「切り絵」という絵について、 あなたはどんなイメージを抱いていますか。 一般の絵画は絵筆で画面を仕上げますが、 「切り絵」の場合は鋭利な刃物で紙を切り 線と面で画面を創り上げる手法です。 その意味で「切り絵」は一種の紙工芸ですが、 一般の絵画とは手法は違うものの、 頭に描いたイメージを、表現する手段として 絵を切り取って 画面を講成するもので、 絵画の一ジャンルを開く 新しい美術創造の 世界といえます。 「切り絵」の名称はどこから出来たのでしょうか。 私たちの間で呼ばれている「切り絵」、又は 「きりえ」という名称は1971年、滝平二郎氏が 朝日新聞日躍版にカラー刷りで連載を始めた ころから、「切り絵」と呼ばれるようになり、 今日では一般用語として「切り絵」という名称が 定着したことは多くの人々の知るところです。 最近では「紙」を素材にした分野の手芸品や 美術品が数多くつくられるようになりました。 その代表的なものに「ちぎり絵・貼り絵」などが あることは、皆さまご存知の事と思います。 それでは「切り絵」と「ちぎり絵」や「貼り絵」 とはどういう違いがあるのでしょうか。 「切り絵」が他と違う点は、その名の通り紙を 刃物で切る、というところでしょう。 「切り絵」は黒い紙を切り抜き、自い紙の上に 重ねる絵で、この白と黒のコントラストが 最も「切り絵」らしさの基本的要素なのです。 そして「切り絵」も沢山の色を使って作品を 創り上げますが、全てはこの自と黒との 墓本的バランスから成り立っております。 さらに「切り絵」のすばらしさは、白と黒の 世界から、見る人にさまざまな色彩や、情景を 空想・連想させ、強いE0象を与える 独得な 創造の世界なのです。 「切り絵」はたった一枚の黒い紙を切る事で、 作者の知性や情感、思想が表現され、 見る人々に興味と感動を与えるのです。 ともあれ、「切り絵」は絵画としての表現技術の 一つの方法であることは、お分かり頂けたと 思います。 そして「切り絵」に興味をお持ちの方なら、 誰でもつくれますし、勉強と努カ次第では、 より高度な作品の制作も可能なのです。 どうぞ、皆さまが独自に研究され、さまざまに 描きたい題材を見出し 楽しみながら独自の 創作世界を切り開かれるよう願っております。 ■「切り絵」制作の基本へ→続く |
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